脳神経外科医 尾崎友彦の公式サイト

脳梗塞に関する論文を執筆しました。

脳梗塞に対する脳保護分子の網羅的探索に関する論文がJournal of clinical neuroscienceにアクセプトされました。
「Proteomic analysis of protein changes in plasma by balloon occlusion test」
臨床でのバルーン閉塞試験の前後での採血をプロテオミクス解析し変動しているタンパク質を網羅的に調べました。
バルーンによる一時的脳血流減少後にはLeucine-rich alpha-2-glycoprotein と serum amyloid A-1が上昇。protein AMBPが減少することを報告しました。臨床にも応用できる、脳梗塞に対する脳保護薬開発は世界でも非常に難しい課題です。これらの分子が将来的に脳保護薬となるか今後の基礎研究での検証が必要です。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31875829